かんだじょうすい【神田上水】 江戸(えど)時代,江戸(えど)の市街(しがい)に飲料(いんりょう)水を送った上水道。慶長(けいちょう)年間(17世紀初(せいきはじ)め)に徳川家康(とくがわいえやす)の命令(めいれい)で開いたもの。井(い)の頭(かしら)池を水源(すいげん)として善福寺(ぜんぷくじ)池と妙正寺(みょうしょうじ)池の水を合わせ,目白台(めじろだい)下から小石川(こいしかわ)をへて神田(かんだ)・日本橋(にほんばし)・京橋(きょうばし)方面に給水(きゅうすい)した。日本最初(さいしょ)の上水道で,玉川(たまがわ)上水とならんで江戸(えど)の2大上水という。総延長(そうえんちょう)は63km。1900(明治(めいじ)33)年,東京(とうきょう)市上水道の完成(かんせい)で廃止(はいし)。