かんもう【冠毛】 (1)種子(しゅし)のように見える果実(かじつ)の上に,たばになって生えている毛のこと。キク科やオミナエシ科の植物の冠毛(かんもう)は,子房下位(しぼうかい)の花のがくが変形(へんけい)したもの。冠毛(かんもう)は果実(かじつ)が熟(じゅく)したとき,その散布(さんぷ)を助ける働(はたら)きをする。タンポポ・アザミ・ツルカノコソウなどに見られる。(2)鳥類(ちょうるい)の冠羽(かんむりばね)のこと。⇒冠羽(かんむりばね)