(1)圧力の単位。記号はatm。1atm(気圧) = 10万1325Pa(パスカル) = 1013.25hPa(ヘクトパスカル)。
(2)大気の重さによる圧力。大気圧ともいう。地表(海面の高さ)で受ける気圧は1気圧で,水銀柱を760mm(水柱を約10m)おし上げる大きさに相当する。従来はミリバール(mb)という単位が用いられていた。1気圧 = 760mmHg = 1013.25hPa = 1013.25mbである。気圧は場所によってちがい,同じ場所でも時刻によってかわる。さらに,気圧はそれより上にある大気の重さであるから,高さがますほど低くなる。気圧を比較するには,同じ時刻に高さの異なる各地点で測定した気圧を海面の高さ(海抜0m)の値(海面気圧)に直す。一般に気圧が低くなると天気が悪くなり,気圧が高くなると天気がよくなることが多い。◇気圧を正確に測定するには水銀気圧計を用いるが,取扱いが複雑なので,ふつうはアネロイド気圧計や円筒振動式気圧計を用いる。
コーチ
対流
圏では,
気圧は高さ100mについて
約12hPaの
割合で下がる。