南アメリカ大陸北部のベネズエラ・ブラジル・スリナム・ガイアナ・フランス領ギアナの国境に広がる高原状の山地。古生代後期から中生代にかけて存在したゴンドワナ大陸の一部をなしていた,世界最古の陸地の1つ。120万km2もの面積をもち,垂直に切り立ったテーブル状の孤立峰(テーブルマウンテン)が100以上も点在する。テーブルマウンテンは現地語で「テプイ」と呼ばれ,その1つであるアウヤンテプイには,世界最大の落差(979m)をほこるエンゼルフォール(エンゼル滝,アンヘル滝)がある。テーブルマウンテンの頂上には,独自の進化をとげた希少な動植物が多くみられる。アウヤンテプイを含むベネズエラ国内の地域は,カナイマ国立公園としてユネスコの世界遺産(世界自然遺産)に登録されている。◇アウヤンテプイ頂上の総面積は,東京23区の面積を上回る。