ぎいんひしょ【議員秘書】

国会議員(ぎいん）の補佐(ほさ）をするために設(もう）けられるスタッフのことで，公設秘書(こうせつひしょ）と政策担当秘書(せいさくたんとうひしょ），私設秘書(しせつひしょ）の3種類(しゅるい）がある。議員(ぎいん）1人あたりに公設秘書(こうせつひしょ）2名と政策担当秘書(せいさくたんとうひしょ）1名を設(もう）けることが国会法(ほう）で認(みと）められており，身分は国家公務員(こっかこうむいん）特別職(とくべつしょく）で，給与(きゅうよ）は国からしはらわれる。公設秘書(こうせつひしょ）は議院(ぎいん）にかかわる諸事務(しょじむ）を担当(たんとう）し，政策担当秘書(せいさくたんとうひしょ）は議員(ぎいん）の政策(せいさく）や立法(りっぽう）活動(かつどう）に関(かん）して調査(ちょうさ）・立案(りつあん）を行う。政策担当秘書(せいさくたんとうひしょ）は試験(しけん）または研修(けんしゅう）による資格(しかく）が必要(ひつよう）である。任免(にんめん）は議員(ぎいん）の判断(はんだん）によるが，政策担当秘書(せいさくたんとうひしょ）をふくめて公設(こうせつ）の秘書(ひしょ）であるから，その国会議員(ぎいん）が議席(ぎせき）を失(うしな）えば，その秘書(ひしょ）も職(しょく）を失(うしな）うことになる。議員(ぎいん）が私費(しひ）で個人的(こじんてき）に雇(やと）うのが私設秘書(しせつひしょ）である。⇒国会議員(ぎいん）