俳句用語。季節感を表すために,俳句の中に原則として1つよみこまれる言葉。季題ともいう。俳句の基礎となった連歌・俳諧の時代から季節をよむことがたいせつな要素とされ,そのために季節を表す季語が重視された。気候・自然だけでなく,年中行事・風俗習慣など,季節に関係ある言葉も季語としてあつかわれている。
用例
新年の季語(元日・初春・門松),春の季語(桜・ひな祭・雪どけ),夏の季語(ほたる・夕立・風鈴),秋の季語(立秋・いわし雲・迎え火),冬の季語(凍てつく・落葉・寒げいこ)など。
コーチ
旧暦をもとにしているため,今の季節感とは少しずれているものもあるので注意すること。
用例
「天の川→秋 立秋(8月8日ごろ)→秋 七夕→秋」など。