世界各地を共通した気候の特色をもつ地域ごとに分けたもの。緯度を基準にして南北回帰線間を熱帯,回帰線と極圏の間を温帯,極圏から極点までを寒帯とした3つの気候帯や,気温・降水量・植物の分布にもとづいて熱帯・乾燥帯・温帯・冷帯(亜寒帯)・寒帯の5つの気候帯に分けたものなどがある。現在はおもに5つの気候帯が用いられている。5つの気候帯はさらに細かく,熱帯雨林気候・サバナ気候・ステップ気候・砂漠気候・地中海性気候・温暖湿潤気候(温帯湿潤気候)・西岸海洋性気候・冷帯(亜寒帯)・ツンドラ気候・氷雪気候に分けられる。