地球温暖化など,気候変動があたえる悪影響を防ぐための原則や措置を定めた条約。地球温暖化防止条約ともいう。1992年ブラジルのリオデジャネイロで開かれた国連環境開発会議(地球サミット)で採択され,1994年3月に発効。先進国は2008〜2012年の5年間(京都議定書の第1約束期間)で二酸化炭素(CO2)をはじめとする温室効果ガスの排出ガス量を1990年の水準より低くおさえることを目標にかかげている。◇実際の削減プログラムは気候変動枠組条約締約国会議に引きつがれた。しかし,温室効果ガスの排出規制について,アメリカ・EU・日本などの先進国の意見の対立や発展途上国の削減義務への反発もある。◇1997年には,日本で地球温暖化防止京都会議が開かれた。⇒京都議定書