きしのぶすけ【岸信介】

（1896〜1987）昭和時代の政治(せいじ）家，内閣総理大臣(ないかくそうりだいじん）（在任(ざいにん）1957〜1960）。山口(やまぐち）県生まれ。佐藤栄作(さとうえいさく）の兄。1942（昭和17）年に衆議院議員(しゅうぎいんぎいん）に当選(とうせん）。戦後(せんご），太平洋戦争(せんそう）開戦(かいせん）当時の商工省大臣(しょうだいじん）として公職(こうしょく）を追放されたが，解除(かいじょ）後，政界(せいかい）に復帰(ふっき）する。日本民主党(みんしゅとう）の結成(けっせい）にかかわり，幹事長(かんじちょう），外務大臣(がいむだいじん）を歴任(れきにん）し，1957（昭和32）年，首相に就任(しゅうにん）。日米関係(かんけい）の強化をめざし，1960（昭和35）年，日米安全保障条約(ほしょうじょうやく）改定(かいてい）の国会承認(しょうにん）を強行，反対運動が反政府(せいふ）運動に発展(はってん）し，岸内閣(きしないかく）は総辞職(そうじしょく）した。