きせいしょくぶつ【寄生植物】 有機(ゆうき)物を他の植物からうばって寄生(きせい)生活をする植物。広い意味では細菌(さいきん)・カビなどもふくめるが,ふつうは種子(しゅし)植物をさす。根は寄生(きせい)根で,宿主(しゅくしゅ)の体にくいこみ,タンパク質(しつ)などの養分(ようぶん)となる有機(ゆうき)物を吸収(きゅうしゅう)する。ネナシカズラ・ナンバンギセルなど,葉緑素(ようりょくそ)をうしない,養分(ようぶん)のすべてを宿主にたよっているものを全寄生(きせい)という。ヤドリギ・ツクバネ・シオガマギクなど葉緑素(ようりょくそ)をもっていて光合成(こうごうせい)をしながら寄生(きせい)するものを半寄生(きせい)という。