きたアイルランド【北アイルランド】

カトリック系住民(けいじゅうみん）の独立(どくりつ）と地位向上(ちいこうじょう）についての問題。1922年にアイルランド自由国(じゆうこく）がイギリスから独立(どくりつ）したが，プロテスタント系住民(けいじゅうみん）の多い北部6州はイギリスに残った。そのため，少数派(しょうすうは）のカトリック系住民(けいじゅうみん）は，政治的(せいじてき）・経済的(けいざいてき）に格差(かくさ）をつけられ，権利(けんり）も奪(うば）われがちであった。カトリック系のIRA，プロテスタント系の過激派(かげきは）との間(あいだ）にテロ事件(じけん）が続(つづ）く中，1998年には和平合意(わへいごうい）が成立(せいりつ）したが，大きな進展(しんてん）は見られなかった。2005年7月，IRAは武装闘争(ぶそうとうそう）の終結(しゅうけつ）を発表した。⇒IRA(アイアールエー）