きたきゅうしゅうちほう【北九州地方】 福岡(ふくおか)・佐賀(さが)・長崎(ながさき)の3県がふくまれる地方。大陸(たいりく)に近い位置(いち)にあるので大陸(たいりく)の文化がつたわり,早くから開けた。中央部を筑紫(つくし)山地がほぼ東西に走り,海岸線は出入りが多くて複雑(ふくざつ)。有明(ありあけ)海に面した筑紫(つくし)平野では,米作を中心とした農業がさかん。有明(ありあけ)海は大規模(きぼ)な干拓(かんたく)が行われてきたことで知られている。石炭から石油へのエネルギー革命(かくめい)後,工業も停滞(ていたい)ぎみである。温泉(おんせん)や景色(けしき)のよい所が多く,雲仙天草(うんぜんあまくさ)・西海(さいかい)などの国立公園がある。