*きたさとしばさぶろう【北里柴三郎】 (1852〜1931)医学者・細菌(さいきん)学者。熊本(くまもと)県に生まれる。東京(とうきょう)大学医学部を卒業(そつぎょう)後ドイツにわたり,コッホについて細菌(さいきん)学を研究した。1889(明治(めいじ)22)年,破傷風(はしょうふう)菌(きん)の純粋培養(じゅんすいばいよう)に成功(せいこう)し,破傷風(はしょうふう)の予防(よぼう)・治療(ちりょう)への道を開いた。帰国後もペスト菌(きん)や赤痢(せきり)アメーバの発見,コレラの血清療法(けっせいりょうほう)の発見など大きな業績(ぎょうせき)をのこした。北里研究所を創立(そうりつ)した。