きっこうせん【亀甲船】 朝鮮(ちょうせん)で,倭寇(わこう)を退治(たいじ)するためつくられた軍船(ぐんせん)。亀船(きせん)ともいう。倭寇(わこう)は船から船へ飛(と)びうつって刀をふるうので,上部をカメの甲羅(こうら)のように固(かた)いふた板でおおった。コーチ 16世紀末(せいきまつ),李舜臣(イスンシン)が改良(かいりょう)し,船上全面に上を向けて刃物(はもの)をとりつけ,砲(ほう)や煙幕(えんまく)も設備(せつび)して,豊臣秀吉(とよとみひでよし)の命令(めいれい)で出兵(しゅっぺい)してきた日本の侵略軍(しんりゃくぐん)をうち負かした。