キップのそうち【キップの装置】 固体(こたい)と液体(えきたい)とを反応(はんのう)させて連続的(れんぞくてき)に気体を発生させる装置(そうち)。ガラス製(せい)で,せんをとじると,発生する気体の圧力(あつりょく)で液(えき)面がおし下げられて固体(こたい)と液体(えきたい)とがはなれ,気体の発生が止まる。せんを開くと,液体(えきたい)が上がり固体(こたい)をひたすので気体が発生する。亜鉛(あえん)と希硫酸(きりゅうさん)から水素(すいそ)を,大理石と希塩酸(きえんさん)から二酸化炭素(にさんかたんそ)をつくるときなどによく使われる。