正式名称は「ギネス=ワールド=レコーズ」といい,世界のありとあらゆる分野の世界一の記録を集めて,毎年出版されている書籍。イギリスのビール会社ギネス社の代表取締役ヒュー・ビーバーが狩猟中,狩りの獲物で最も速く飛ぶ鳥は?という疑問から,世界の最高記録を集めた本を作ることを思いたってロンドンの出版社に依頼したのが始まり。1951年ギネスブックの初版が発売になった。スポーツ・科学技術・自然科学のみならず,世界一長いリンゴの皮むき,世界一短いエスカレーター,世界一長い地名などの珍記録まで満載し,世界の100か国以上,20数言語に翻訳されて出版されている。世界記録の認定は,ギネスブック出版社にどんな世界記録を目指すかを登録申請し,出版社から送られてくるガイドラインにそったかたちで記録に挑戦し,証拠のビデオや写真,証人の報告書提出によって審査・決定される。