きのう【気のう】 (1)鳥類(ちょうるい)の肺(はい)から突出(とっしゅつ)する薄壁(はくへき)のふくろ状(じょう)のもの。内臓(ないぞう)や筋肉(きんにく)の間に進入し,さらに骨格(こっかく)の中にも進入している。体重の軽減(けいげん)に役だつ。(2)昆虫(こんちゅう)の気管(きかん)の一部が拡大(かくだい)して空気の貯蔵(ちょぞう)と体重の軽減(けいげん)に役だつと考えられる構造(こうぞう)。◇気管(きかん)のうともいう。(3)植物にある,空気または気体をふくんだふくろ状(じょう)の構造(こうぞう)で,浮力(ふりょく)をます働(はたら)きのあるものをいう。気胞(きほう),空気ぶくろなどともいう。