きば【<牙>】 特定(とくてい)の歯が強大かつするどくなり,攻撃(こうげき)や防御(ぼうぎょ)などの役割(やくわり)をもつようになったもの。脊椎(せきつい)動物,とくに哺乳類(ほにゅうるい)やは虫類(るい)に見られる。哺乳類(ほにゅうるい)では,犬歯または門歯がとくによく発達(はったつ)して,きばとなったものが多い。は虫類(るい)では,とくに毒(どく)ヘビの上あごの歯が発達(はったつ)してきばとなり,毒腺(どくせん)とつながっている。コーチ ライオン・イノシシ・セイウチなどのきばは犬歯,ゾウのきばは門歯。