*きへいたい【奇兵隊】 明治維新(めいじいしん)のさいに活躍(かつやく)した長州(ちょうしゅう)(山口(やまぐち))藩(はん)の特別編制(とくべつへんせい)の軍隊(ぐんたい)。1863年,高杉晋作(たかすぎしんさく)が組織(そしき)したもので,武士(ぶし)のほか,農民(のうみん)・町人もくわわっていた。藩(はん)の正式の軍隊(ぐんたい)でないので奇兵隊(きへいたい)とよばれたが,長州出兵(ちょうしゅうしゅっぺい)や戊辰戦争(ぼしんせんそう)には,農民(のうみん)・町人の兵(へい)は武士(ぶし)におとらずたたかった。