きゃくいん【脚韻】 韻文(いんぶん)で,句(く)の終わりに同じ音をくりかえす修辞法(しゅうじほう)。英詩(えいし)や漢詩にみられる伝統的(でんとうてき)な技法(ぎほう)。日本語の詩でも同じような例(れい)がみられる。「ぐるりの山は息をのみ。/あしだの手だのふりまわし。……」(草野心平(くさのしんぺい)『河童(かっぱ)と蛙(かえる)』)のように末尾(まつび)の語に「mi」「si」と「i音」がそろって詩にリズム感をあたえている。 対 頭韻(とういん) ⇒押韻(おういん)