きゅうじょうせいだん【球状星団】

多数（数十万くらい）の星が球状(きゅうじょう）に密集(みっしゅう）しているもの。現在(げんざい）100個(こ）あまり発見されており，ほとんどが地球から数万光年という遠い距離(きょり）にある。ヘルクレス座(ざ）の球状星団(きゅうじょうせいだん）M13は肉眼(にくがん）でもかすかにみとめられるが，実際(じっさい）の距離(きょり）は2万3500光年である。これらは銀河系(ぎんがけい）に属(ぞく）しているが，ほかの恒星(こうせい）のように，銀河(ぎんが）面近くに扁平(へんぺい）に集まっているのではなく，銀河(ぎんが）面から遠くはなれているものが多い。◇年齢(ねんれい）は約(やく）100億(おく）年で，ほとんどの球状星団(きゅうじょうせいだん）は，銀河系(ぎんがけい）の銀河(ぎんが）面に集まる星より前に生まれた古い星の集団(しゅうだん）と考えられている。ヘルクレス座(ざ），りょうけん座(ざ）などが有名。