きゅうしんけい【<嗅>神経】 脊椎(せきつい)動物の嗅覚(きゅうかく)をつかさどる感覚神経(かんかくしんけい)。臭神経(しゅうしんけい)ともいう。鼻粘膜(びねんまく)に分布(ぶんぷ)する嗅細胞(きゅうさいぼう)の神経線維(しんけいせんい)ということができる。嗅細胞(きゅうさいぼう)の粘膜側(ねんまくがわ)の突起(とっき)の先端(せんたん)のふくらみから10本近い嗅線毛(きゅうせんもう)がのびていて,ここで受けとめたにおいの刺激(しげき)が,神経線維(しんけいせんい)によって大脳(だいのう)につたえられ,においとして感じることができる。