きょ【距】 がく,または花弁(かべん)の一部がふくろ状(じょう)・角状(つのじょう)などに突出(とっしゅつ)したものをいう。距(きょ)の中は中空になって蜜腺(みつせん)があり,蜜(みつ)のたまっているものが多く,花粉(かふん)の媒介(ばいかい)と関係(かんけい)がある。ツリフネソウ・ホウセンカ・ヒエンソウの距(きょ)はがくから,またスミレ・オダマキ・ムシトリスミレ・ランなどの距(きょ)は花弁(かべん)からできている。