＊きょういくのぎむ【教育の義務】

国民(こくみん）が保護(ほご）する子どもに普通(ふつう）教育を受けさせる義務(ぎむ）のこと。日本国憲法(けんぽう）では第26条(じょう）2項(こう）で，教育の義務(ぎむ）について規定(きてい）し義務(ぎむ）教育を無償(むしょう）とすることを明らかにし，教育基本法(きほんほう）も第4条(じょう）で義務(ぎむ）教育の無償(むしょう）について具体的(ぐたいてき）に規定(きてい）している。◇2006（平成(へいせい）18）年に教育基本(きほん）法が改定され，義務(ぎむ）教育の無償(むしょう）は第5条(じょう）に規定(きてい）。

条文

〔日本国憲法(けんぽう）〕

第26条(じょう） (2)すべて国民(こくみん）は，法律(ほうりつ）の定めるところにより，その保護(ほご）する子女に普通(ふつう）教育を受けさせる義務(ぎむ）を負ふ(う）。義務(ぎむ）教育は，これを無償(むしょう）とする。

条文

〔教育基本法(きほんほう）〕

第4条(じょう） (1)国民(こくみん）は，その保護(ほご）する子女に，9年の普通(ふつう）教育を受けさせる義務(ぎむ）を負う。(2)国又(また）は地方公共団体(こうきょうだんたい）の設置(せっち）する学校における義務(ぎむ）教育については，授業料(じゅぎょうりょう）は，これを徴収(ちょうしゅう）しない。