きんていけんぽう【欽定憲法】 君主がきめた憲法(けんぽう)のこと。ふつう,憲法(けんぽう)は国民(こくみん)の代表機関(だいひょうきかん)である議会(ぎかい)(国会)でつくられる(民定憲法(みんていけんぽう)という)が,憲法(けんぽう)のない国家から立憲君主制(りっけんくんしゅせい)に移(うつ)る場合,君主(くんしゅ)が力をもっているので,欽定(きんてい)憲法になることが多い。大日本帝国憲法(だいにっぽんていこくけんぽう)やプロイセン憲法が代表的なものだった。