きんぶん【金文】 古代中国の殷(いん)や周(しゅう)の時代に青銅器(せいどうき)にきざまれていた文章の文字。甲骨(こうこつ)文字に次いで古い漢字で,古くは銅(どう)のことを金とよんだので,これを金文という。多くは,その器(うつわ)をつくったいわれの短文や,氏族(しぞく)の名をきざんだもの。金石(きんせき)文字ともいう。