クエーサー 見かけの角度が恒星(こうせい)のように小さいが,銀河(ぎんが)より多量(たりょう)のエネルギーを放出している天体。準星(じゅんせい)ともいう。光の速度の数分の1から数百分の1という速い速度で遠ざかり,距離(きょり)も数億(おく)光年から100億(おく)光年をこえる遠方にある。そのため可視(かし)光で見ると比較的(ひかくてき)暗いものが多く,最初(さいしょ)は電波強度が強い天体をさがすなかで発見された。宇宙(うちゅう)の初期(しょき)に形成(けいせい)された銀河(ぎんが)の活動的(かつどうてき)な中心核(かく)と考えられている。◇quasar。quasi-stellar object(準恒星状(じゅんこうせいじょう)天体源(げん))の略称(りゃくしょう)。