くさどせんげんちょういせき【草戸千軒町遺跡 】 広島(ひろしま)県福山(ふくやま)市を流れる芦田(あしだ)川の洪水(こうずい)で川底(かわぞこ)にうずもれた,中世の港湾(こうわん)集落跡(あと)。芦田(あしだ)川の改修(かいしゅう)工事のさいに発見され,1961(昭和36)年以後(いご),本格的(ほんかくてき)な発掘調査(はっくつちょうさ)が行われてきた。その結果(けっか),一帯(いったい)の川底(かわぞこ)からはし・げた・くわなどの木製品(もくせいひん),と石・石うす・すずりなどの石製品(いしせいひん),陶磁器(とうじき),金属製品(きんぞくせいひん),布製品(ぬのせいひん)など,室町(むろまち)時代ごろの生活用具が多数出土。門前町(もんぜんまち)また港町としてさかえた草戸千軒町(くさどせんげんちょう)のすがたが明らかになった。 交通 JR福山(ふくやま)駅下車,バスの便(べん)あり。