くしろしつげんこくりつこうえん【釧路湿原国立公園】 北海道(ほっかいどう)東部,釧路(くしろ)平野の釧路(くしろ)川中・下流部に広がる釧路湿原(くしろしつげん)を中心とする国立公園。釧路湿原(くしろしつげん)は,わが国最大(さいだい)の湿原(しつげん)で,その広さは日本の湿原(しつげん)全体の約(やく)60%になる。未開拓(みかいたく)の自然(しぜん)が今ものこり,特別天然記念物(とくべつてんねんきねんぶつ)のタンチョウをはじめ,まぼろしの魚といわれるイトウ,氷河(ひょうが)時代の遺種(いしゅ)キタサンショウウオなど,貴重(きちょう)な動物や,ゆたかな植生の宝庫(ほうこ)として知られている。コーチ ラムサール条約(じょうやく)に登録(とうろく)された湿地(しっち)で,保護(ほご)がはかられている。