*くだらかんのん【百済観音】 奈良(なら)の法隆寺(ほうりゅうじ)に安置(あんち)されている観音菩薩立像(かんのんぼさつりゅうぞう)(国宝(こくほう))の別名(べつめい)。高さ約(やく)209cm。長身で,すらりとした姿(すがた),しなやかなやさしさ,面長な顔をもつ木彫(もくちょう)像(ぞう)で,飛鳥(あすか)時代の代表的(だいひょうてき)彫刻(ちょうこく)とされる。◇朝鮮(ちょうせん)半島の百済(くだら)からつたわった観音(かんのん)ということでこの名があるが,実際(じっさい)は日本でつくられたものとみられる。