くちばし 上下のあごの骨(ほね)が角質(かくしつ)のさやでおおわれた鳥類(ちょうるい)独特(どくとく)の口器(こうき)。シソチョウ・ヘスペルオルニスなどをのぞき,歯をもたない。鳥類(ちょうるい)は前肢(ぜんし)が翼(つばさ)になって,手としての役をはたさないため,くちばしが口と手の働(はたら)きをかねており,その形は食性(しょくせい)と並行(へいこう)していちじるしく分化している。◇鳥類以外(ちょうるいいがい)でもカモノハシやカメなどにみられる。