くまのがわ【熊野川】 奈良(なら)県南部から和歌山(わかやま)・三重県(みえけん)境(きょう)を流れて,新宮(しんぐう)市で熊野灘(くまのなだ)に注ぐ川。新宮(しんぐう)川ともいう。上流は十津(とつ)川を本流とし,きわめて急流。流域(りゅういき)は日本の最多雨(さいたう)地のため,水量(すいりょう)が豊富(ほうふ)。また,スギやヒノキの大森林地帯(ちたい)でもある。第二次世界大戦(たいせん)後,多くのダムがつくられた。吉野熊野(よしのくまの)国立公園の一部。長さ:183km。