山地や丘陵などに生え,果樹として栽培される落葉高木。雌雄同株。雄花の穂は新しい枝につき,淡黄色の花を密につけ直立する。雌花の穂は緑色で,雄花の穂の下部につく。総苞(いが)は長いとげ状の針があり裂開する。堅果は2〜3個あり,9〜10月に濃褐色に熟す。高さ:15〜20m。花期:6〜7月。分布:北海道(石狩・日高以南)・本州・四国・九州(屋久島まで)。◇果樹として栽培されるニホングリは日本および朝鮮半島の原産。このほか,チュウゴクグリ・ヨーロッパグリ・アメリカグリがある。(被子植物 ブナ目 ブナ科)
コーチ
果実はゆでぐり・
焼きぐりとして食べられるほか,
菓子・
料理にも多く使われる。