くるびょう【くる病 】 幼児(ようじ)期にビタミンDの不足(ふそく),少ない太陽光線(とくに紫外線(しがいせん)の不足(ふそく))からおこる病気。成長(せいちょう)期の骨(ほね)に十分なカルシウムが蓄積(ちくせき)しないため,骨(こつ)化がおくれ,長骨(ちょうこつ)の成長(せいちょう)が不十分(ふじゅうぶん)で,下肢(かし)はわん曲し,胸(むね)や腰(こし)の変形(へんけい)や骨折(こっせつ)がおこり,歯の発育がおくれる。肺炎(はいえん)や感冒(かんぼう)にかかりやすく,貧血(ひんけつ)をともなうことが多い。