けいこう 【蛍光 】 光やX線・β(ベータ)線などを照射(しょうしゃ)された物質(ぶっしつ)が,熱(ねつ)をともなわないで発光する現象(げんしょう),またはその光をいう。たとえば,赤インキを透過(とうか)光で見ると赤く,反射(はんしゃ)光で見ると緑色に見えるが,この緑色の光は蛍光(けいこう)である。光の照射(しょうしゃ)によって出る蛍光(けいこう)の波長は,照射(しょうしゃ)した光の波長よりも,かならずいくらか長い。コーチ 照射(しょうしゃ)する光がなくなるとほとんどすぐに出なくなるものを蛍光(けいこう),後にかなりのこるものをりん光といって区別(くべつ)するが,この両方を合わせて蛍光(けいこう)ということもある。