けいしきどうし【形式動詞】 動詞(どうし)のうち,もともとの動詞(どうし)としての意味をうしなって,その上にくる語に補助的(ほじょてき)な意味をそえる働(はたら)きをするもの。(1)「外に人がいる」(2)「雨がふっている」の「いる」はどちらも動詞(どうし)だが,(1)の「いる」が本来の「存在(そんざい)する」という意味を表しているのに対し,(2)の「いる」は,「ふる」という語の状態(じょうたい)を補助的(ほじょてき)にしか示(しめ)していない。この(2)のような動詞(どうし)をいう。「補助動詞(ほじょどうし)」ともいう。 用例 「かれは委員である」「くらべてみる」の「ある」「みる」など。