けいとうじゅ【系統樹】 生物の各類(かくるい)が,共通(きょうつう)の祖先(そせん)から分岐(ぶんき)して進化してきたありさまを図に示(しめ)したもの。祖先(そせん)である根から幹(みき)が育ち,枝(えだ),小枝(こえだ),葉が生じるのに似(に)ると考えられて,この語がつくられた。1866年,ドイツの動物学者ヘッケル(1834〜1919)が,『一般形態(いっぱんけいたい)学』で進化論(ろん)にもとづいて動物界の系統樹(けいとうじゅ)を示(しめ)したのに始まる。