けいやくじゆうのげんそく【契約自由の原則】 いかなる人を相手にいかなる契約(けいやく)をしようとも自由であるという近代法(ほう)の大原則(げんそく)。初期資本主義(しょきしほんしゅぎ)における自由主義(しゅぎ)・個人主義(こじんしゅぎ)の表れであったが,その後,契約(けいやく)の自由が強い立場の者に有利(ゆうり)に,弱い立場の者に不利(ふり)になることが判明(はんめい)するにともない,その弊害(へいがい)を除去(じょきょ)するため,法律(ほうりつ)で契約(けいやく)の自由が制限(せいげん)されるようになってきている。