地震・台風・火山噴火などの自然災害のうち,被災地や被災者への特別な援助が必要なほど被害が大きいもの。内閣府の中央防災会議が審査し,政令で指定する。広範囲にわたる台風や地震など地域を特定せずに災害そのものを指定するものと,局地的な豪雨など市町村単位での指定を行うものの2種類がある。指定を受けた災害の被災地や被災者は,国よる補助金をはじめさまざまな援助を受けることができる。これまでに,阪神・淡路大震災,新潟県中越地震,東日本大震災,2011(平成23)年7月新潟・福島豪雨,熊本地震などが指定されている。