(1749〜1832)ドイツの世界的文学者・詩人。フランクフルトに生まれ,ライプツィヒ大学で法律を学んだ。25歳のとき,失恋の体験をもとに書いた『若きウェルテルの悩み』で一躍有名になり,戯曲『ゲッツ』と合わせて18世紀後半のドイツの文芸運動「シュトルム=ウント=ドランク」(ドイツ語で「疾風怒濤」の意。はげしい変革をもとめた文芸運動)の代表作となった。◇83年の長い生涯の間に書いた作品は詩・小説・戯曲と多方面にわたり,その数も多いが,なかでも戯曲『ファウスト』が最も有名。ほかに小説『ウィルヘルム=マイスターの遍歴時代』,叙事詩『ヘルマンとドロテーア』などがある。
コーチ
ゲーテは『植物の
変形』や『
色彩論』など,科学者としてもすぐれた
業績をのこし,またワイマール大公国の
大臣をつとめたことがある。