(1928〜1967)ラテンアメリカの革命家・政治家・思想家。アルゼンチンのロサリオ市に生まれる。大学では医学を学び学位を取得。学生時代にラテンアメリカ各地を旅し,きびしい現実を体験し,卒業後,グアテマラに渡り革命派のために働く。その後,メキシコに行き,亡命中のカストロらのキューバ人革命家たちと出会う。1956年,カストロらとキューバ革命運動に参加し,ゲリラ戦に医師として従事するとともに,軍人としても才能を発揮する。1959年,キューバ革命が成功すると,革命政府のもとで国立銀行総裁,工業大臣を務める。65年,キューバを去り,66年からボリビアで民族解放戦争を指導,67年に政府軍に捕らえられ射殺された。多くのすぐれた論文・著作を残し,その行動とともに世界中の革命家に多大な影響をあたえた。