ケフェウスざ【ケフェウス座】

北(きた）の星座(せいざ）の1つ。五角形(ごかくけい）の星(ほし）のならびが特徴的(とくちょうてき）な星座(せいざ）。1年中見(じゅうみ）えるが，早春(そうしゅん）から初夏(しょか）にかけては北(きた）の低(ひく）い位置(いち）に見(み）える。この星座(せいざ）のδ星(デルタせい）は短周期(たんしゅうき）変光星(へんこうせい）で，特殊(とくしゅ）な変光(へんこう）の曲線(きょくせん）を示(しめ）す。この種(しゅ）の変光星(へんこうせい）が次々(つぎつぎ）と発見(はっけん）されたので，これを総称(そうしょう）してケフェイドという。

星座(せいざ）の探(さが）し方(かた）

9月上旬(じょうじゅん）の0時(じ）ごろ，10月上旬(じょうじゅん）の22時(じ）ごろ，11月上旬(じょうじゅん）の20時(じ）ごろに，北(きた）の空高(そらたか）くにのぼる。ケフェウス座(ざ）の五角形(ごかくけい）のとがった角(かど）が北極星(ほっきょくせい）に近(ちか）い。カシオペヤ座(ざ）のとなりにあり，北(きた）の空高(そらたか）くにあるときは，カシオペヤ座(ざ）の西側(にしがわ）（左側(ひだりがわ））をさがすと見(み）つけやすい。

星座(せいざ）に関(かん）する神話(しんわ）

ケフェウスは，古代(こだい）エチオピア王国(おうこく）の国王(こくおう）の名前(なまえ）で，妻(つま）はすぐそばに見(み）えるカシオペヤ座(ざ）のカシオペヤ王妃(おうひ）であり，娘(むすめ）はアンドロメダ座(ざ）のアンドロメダ王女(おうじょ）である。カシオペヤが海神(かいじん）ポセイドンの怒(いか）りを買(か）ったとき，その怒(いか）りをおさめるために，ケフェウス王(おう）はアンドロメダを化(ば）け物(もの）クジラのいけにえにすることを決(き）めたとされる。