げんかく【幻覚】 感覚異常(かんかくいじょう)の一種(いっしゅ)。視覚(しかく)におこるものを幻視(げんし),聴覚(ちょうかく)におこるものを幻聴(げんちょう)などとよぶ。実際(じっさい)には実体も感覚刺激(かんかくしげき)もないのに,あたかもそれがあるかのように感じるので,刺激(しげき)を受けてとりちがえる錯覚(さっかく)とはちがう。精神状態(せいしんじょうたい)が不安定(ふあんてい)なときにおこるものが多く,覚(かく)せい剤(ざい)の作用としてもおこる。