げんけいしつりゅうどう【原形質流動】 原形質(げんけいしつ)が細胞(さいぼう)内を流れている現象(げんしょう)。ふつうは細胞質(さいぼうしつ)の流動で,ムラサキツユクサのおしべの毛の細胞(さいぼう)や,オオカナダモの葉の細胞(さいぼう)で容易(ようい)に観察(かんさつ)できる。アメーバなどの細胞(さいぼう)が擬足(ぎそく)をだして移動(いどう)するのも,一種(いっしゅ)の原形質(げんけいしつ)流動によるものである。原形質(げんけいしつ)流動の速さは,生物の種類(しゅるい)や細胞(さいぼう)の状態(じょうたい)によっても異(こと)なるが,秒速1〜25μm(マイクロメートル)ぐらいがふつう。