げんしせつ【原子説】 1805年,イギリスの化学者・物理学者ドルトンは,気体の研究から,「(1)おのおのの元素(げんそ)は,それぞれ質量(しつりょう)(原子量(りょう))のちがう1種類(しゅるい)の原子からできている。(2)原子は,それ以上(いじょう)分けることはできない。(3)化合物は,2種類以上(しゅるいいじょう)の原子がつねに一定で,簡単(かんたん)な整数比(ひ)で結合(けつごう)してできた物質(ぶっしつ)である。」という説(せつ)を発表した。これがドルトンの原子説(せつ)である。近代原子説(せつ)では,クォークという粒子(りゅうし)を基本(きほん)に考えていて,原子を構成(こうせい)する素粒子(そりゅうし)は,それからつくられているとされる。◇ドルトンは原子を表す独特(どくとく)の記号も考案(こうあん)している。