*げんすいばくきんしうんどう【原水爆禁止運動】 広島(ひろしま)・長崎(ながさき)の被爆体験(ひばくたいけん)にもとづいて原水爆禁止(げんすいばくきんし)を要求(ようきゅう)する国民(こくみん)運動として成立(せいりつ)し,世界的(せかいてき)な平和運動として大きな影響(えいきょう)力をもつにいたった運動。1950年,世界の知識(ちしき)人たちが核兵器(かくへいき)の製造(せいぞう)と核実験(かくじっけん)の無条件禁止(むじょうけんきんし)をよびかけた「ストックホルム=アピール」に始まり,日本でも署名(しょめい)運動が行われたが,1954(昭和29)年の第五福竜丸事件(ふくりゅうまるじけん)をきっかけに原水爆禁止(げんすいばくきんし)運動が高まり,翌年(よくねん)には広島(ひろしま)で第1回の原水爆禁止(げんすいばくきんし)世界大会が開催(かいさい)された。