げんぞう【現像】 光にあてて露光(ろこう)した乾板(かんぱん),フィルムあるいは印画紙(いんがし)などにできている目に見えない像(ぞう)(潜像(せんぞう))を現像液(げんぞうえき)にひたすことによって化学変化(へんか)をあたえ,目に見える像(ぞう)にかえることをいう。現像液(げんぞうえき)は,感光したハロゲン化銀(ぎん)の粒子(りゅうし)を銀に還元(かんげん)させる主薬(しゅやく)(メトール・ハイドロキノン・フェニドンなど)と現像促進剤(げんぞうそくしんざい)(炭酸(たんさん)ナトリウムなど),主薬(しゅやく)の酸化(さんか)を防止(ぼうし)する保恒剤(ほこうざい),かぶりおさえる抑制剤(よくせいざい)などからなっている。