げんばくドーム【原爆ドーム】 広島(ひろしま)県広島(ひろしま)市にある旧広島(きゅうひろしま)県産業奨励(さんぎょうしょうれい)館の残(ざん)がい。産業奨励(さんぎょうしょうれい)館は,チェコスロバキア出身の建築(けんちく)家ヤン=レツルによって設計(せっけい)され,1915(大正4)年に完成(かんせい)した物産(ぶっさん)の陳列(ちんれつ)所。1945(昭和20)年8月6日,アメリカ軍(ぐん)の原子爆弾(ばくだん)が広島(ひろしま)市の中心地に投下され,炸裂(さくれつ)したのがこの建物(たてもの)のほぼ真上であったため,倒壊(とうかい)せずに中はがらんどうの状態(じょうたい)でのこった。現在(げんざい)は,原爆(げんばく)投下地を示(しめ)す史跡(しせき)として永久保存(えいきゅうほぞん)され,世界遺産(いさん)にも登録(とうろく)されている。