こうぎょうあんか【工業暗化】 都市の工業化にともなって,煤煙(ばいえん)のため樹皮(じゅひ)が黒ずんできて,そこにすむガの体色が,明色から暗色にかわったこと。ヨーロッパやアメリカで確認(かくにん)されており,ガはこのことにより鳥などに捕食(ほしょく)されることをまぬがれたと考えられ,適応(てきおう)の一種(いっしゅ)で,保護(ほご)色や自然選択(しぜんせんたく)の好例(こうれい)とされている。