こうじょうのつき【荒城の月】 滝廉太郎(たきれんたろう)作曲・土井晩翠(どいばんすい)作詞(さくし)の歌曲。1901(明治(めいじ)34)年に出版(しゅっぱん)された『中学唱歌(しょうか)』のために作曲。あれはてた城跡(しろあと)に立って,昔の情景(じょうけい)を想像(そうぞう)して歌ったもので,旋律(せんりつ)はロ短調・4分の4拍子(びょうし)の典型的(てんけいてき)な2部形式でつくられている。◇原曲は,3小節(しょうせつ)めの最後(さいご)の音に#がつけられていたが,今日では#をおとして歌われるようになった。